闇落ちSIerの日常

SIerのはずですがIT関係は少なめにほぼ愚痴。全て愚痴。

没頭欲

年をとるにつれ、なのか、社会に適応してく課程として、なのかはわからないが、1つの物事に集中することを禁止されているような気がする。
集中することで周りが見えなくなるのは、思わぬ事故や事態を起こしかねないのでオススメされたことではないのかもしれないが、そこまで集中することでようやく辿りつける境地のようなものもあるのではないだろうか。

接客業であれば集中することがNGなのは納得がいく。できる限り周囲に気を配り続ける必要がある仕事だと思っている。
だが我々のようなPCと向き合うことが主たる仕事、知的労働についてはどうなんだろうか。

知的労働に関してはどんなに仕事と向き合っても完璧になどなるはずもなく、しかし限りなく完璧にするために膨大な時間が必要であり、注ぎ込めるリソースは少しでも多い方が良い気がする。
なのでPGやSEに関してはシステムを作ることに集中すべきであり、外部のやり取りやコスト的な面について等の集中を阻害してしまう内容を統括/担当するために管理職がいるのだと考えていたのだが、実際には管理職と言うパイプを通じて結局SEらがやり取りをすることが、管理職の意味が薄れている場面が多いように感じる。

ここまで書いて思ったが、管理職って元々なんのために生まれた役割なんだろうか。現場の方針をまとめるための存在なのだとしたら、前述の厄介事窓口のような仕事が担当ではないので、ただのやっかみになる。
でもとりあえず、タイトルにもあるように、1つの事に没頭するためには他の事を担当してくれる人が必要なのである。
その役割をできるのが結局のところマネージャ等の管理職なんじゃないだろうか。
理想の管理職としては、ただ我々にシステムを作らせて、良いものであれば褒め称え、クソなものであればこれでもかとこき下ろしてくるような人なんではないだろうか。こき下ろされたくはないが。