存在感をだすおっさん
当たり前だが、会社のビルにはトイレがある。
男子トイレには個室が2つついていて、扉があるものの下には隙間があるし上も天井までは繋がっていないヤツだ。何の変哲もないトイレだ。
なので防音性はクソほどもない。トイレにBGMが流れるようなオシャレな場所でもないし、世に聞く噂の音姫なんかも当然ない。そもそも男子トイレに姫を誘うのはご法度だろうし。
なので、つい、うっかり、尻からでた音は聞こえてもかまわない。不快じゃないといえばウソになるが、一般市民が制御できるものでもないだろう。
だが、おっさんは違う。トイレで喘ぐのだ。呼吸が深いのだ。
これが非常にしんどい。なぜ喘ぐのか。いや喘ぐというほどひどくはないが「ッンン...」や「...ッハァァ」などトイレから聞こえてきたらどうだ。しかもおっさんのだ。
キツイ。今書きながら思い出してしまったがドギツイ。条例などで取り締まってほしい。
年をとるとでてしまうものなのだとしたら早々に社会人をやめて、完全個室なトイレで用を足せるような生活をしたい。人に聞かれるのもゴメンである。