迫りくるおっさん
会社のエレベーターが苦手だ。狭いからとか遅いからとかではない。狭い雑居ビルの小さいエレベーターは特に苦なく乗れる。そもそも実家がマンションなのでエレベーター自体に対する嫌悪感的なものもない。
何が苦手かって人との距離感である。
我ながらパーソナルエリアがひろい。ライブとかはもみくちゃにされるので気にならないが、通常時は2m以内に入られると結構気になりだす。
エレベーターではその2m以内に人が入ってくることが多いが、正直なことを言えば配慮してくれれば問題ない。すみませんつめてください~的な感じでくればむしろ申し訳なさを感じる。
が、おっさんサラリーマンの対外は突然ぐいっとつめてくるというか、むしろ接触してくるレベルで迫ってくる。生理的な話で申し訳ないが、流石に眼前におっさんが迫ってくるとウッとなる。ダンディーなおじ様なら耐えれるかもしれないが、日本社会のしかも中小企業勤めのおっさんでダンディーな方は多くない。というかダンディーなおじ様はたぶんぐいっとつめてこない。
だが、生理的に無理なんで近づかないでください。なんて言えるわけがない。言えるのは女子高生くらいだろう。
だけどわかってほしい。おっさんだっておっさんに嫌悪感を抱いていることを。